千葉・柏市夫婦殺害事件 70代男の身柄確保…火事について事情知るか
千葉県柏市で夫婦が切りつけられ死亡した殺人事件をめぐり、事件の直後に近所で発生した放火とみられる火事について事情を知っているとみて、警察が重要参考人として行方を追っていた70代の男の身柄を確保し、事情を聞いていることが捜査関係者への取材でわかりました。
この男をめぐっては、亡くなった夫婦との間に金銭トラブルがあったとみられ、警察は男の行方を捜すと共に殺人事件と火事の関連を詳しく調べることにしています。
この事件は18日夜、柏市高柳の民家の敷地で住人の渡来敏明さん(59)と渡来礼子さん(59)の夫婦が刃物のようなもので切りつけられ、その後死亡したもので警察は殺人事件と断定し捜査本部を設置しました。
また、この事件のおよそ10分後、600メートルほど離れた住宅街で民家などが燃える火事がありましたが、捜査関係者への取材で、この火事は放火の可能性があることがわかり、火元の住宅に住む70代の男が経緯について何らかの事情を知っているとみて、警察はこの男の行方を追っていました。
警察は現在、この男から火事について任意で事情を聞いているということです。
男をめぐっては、現場で「火のついた何かを投げるのを見た」という話や現場から立ち去ったという目撃情報があるということです。