労働組合の中央組織・連合は、来年の春闘で5％以上の賃上げを要求する方針を示しました。

連合は来年の春闘の賃金のベースアップ要求について、今年と同様に3％以上を基準として、定期昇給相当分とあわせて、5％以上の賃上げを要求する方針を示しました。

また、中小企業に対しては、企業の規模による賃金の格差を是正するため、さらに積極的な賃上げ要求をするとしています。

中でも、賃金実態が把握できないといった事情がある中小企業に対しては、5％に格差是正のための1％を加えた、6％以上を要求する方針だということです。

連合は「今年は33年ぶりの5％台の賃上げが実現したが、生活が向上したと実感している人は少ない。賃上げを実現し、すべての人の生活向上を目指す必要がある」としています。