大手企業、大幅な賃上げ相次ぐ 春闘の集中回答日
物価上昇を上回る賃上げは実現するのか? 春闘集中回答日の13日、大手企業からは大幅な賃上げが相次ぎました。
電機メーカーや自動車各社などの労働組合が加盟する「金属労協」では、経営陣から回答が届いた賃上げ額が順次、書き込まれました。トヨタ、日産、ホンダ、マツダなど、自動車メーカー各社からは満額回答が相次ぎました。
また、鉄鋼大手の日本製鉄では、月3万円アップの要求に対し、これを上回る3万5000円の回答で、およそ50年ぶりの高水準となりました。
この結果について、日本製鉄の経営陣は。
日本製鉄・三好忠滿人事労政部長「様々な経営課題について取り組む上で、有為な人材を確保し、みんなに活躍、推進してもらうために、今回3万5000円というのは必要だというふうに考えた」
大手企業で満額回答が続出したり、それを上回る回答が出てきた背景には、円安で輸出関連企業が好業績となっていることや、他社より魅力的な賃金で人材確保につなげる狙いがあるとみられます。