北海道で“クマ目撃”相次ぐ 札幌市で“1週間で9件” 住宅街に親子2頭が…
北海道で、クマの目撃情報が、相次いで寄せられています。札幌市では、今月に入り、9件もの目撃情報が寄せられているといいます。6日に目撃情報があった公園は、一部のエリアが規制されました。
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6日午後9時半ごろ、札幌市南区にある住宅から撮影された映像には、親子とみられる2頭のクマが道路を歩いているのが映っていました。
撮影された場所は、札幌市の中心部から車で40分ほどのところにあり、トウモロコシやネギなど畑が多くみられる場所です。
クマを撮影した人
「太い、何か動物だなと思って、『あ、これ、クマだ』と思って、子どもを呼んで、一緒に見ていた」
警察によると、目撃されたクマは、親グマが体長約2メートルで、子グマが50センチくらいだったということです。
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札幌市によると、市内のクマの目撃情報は、今月に入り9件、寄せられています。6日に目撃情報があった公園は、一部のエリアが規制されました。
公園の利用者
「何回か、野生のクマも見たことはありますけども、現実は怖いと思いますよ」
さらに、クマの目撃は札幌だけではなく、6日午前9時ごろ、芦別市の国道でも目撃されました。
さらに5日には、滝上町でハンターの男性が2頭のクマを見つけ、猟銃を発砲。クマ1頭が襲い掛かり、ハンターは頭や顔などをかまれ、50針を縫う大けがをしています。
警察などは、山などに入る際は、「クマの出没情報」を確認するよう注意を呼び掛けています。