「人がすごく少ない」 “暑すぎる夏”でレジャースポットに“異変” 海の家やアウトドア施設では…
記録的な猛暑となっている今年の夏ですが、その暑さにより今、異変が起きています。夏休みでにぎわうはずの観光地などで、人がいない状態になっているのです。湘南の海やアウトドアを満喫できるレジャー施設を取材しました。
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“夏の定番レジャー”海水浴。
海水浴客
「夏、めっちゃ夏」
「海最高~!」
夏休みを満喫する海水浴客もいましたが――
海水浴客
「あついあついあつい! きょう34℃? 35℃?」
異常な暑さが続く今年の夏は、湘南の海で異変が起きていたのです。
記者
「正午をすぎても海水浴客があまりいないように感じます」
実際、海の家の人たちも――
海の家のスタッフ
「間違いなく(人が)少ない。下手したら(コロナ前の)半分くらいじゃないか」
海の家のスタッフ
「きょうにいたってはすごく少ない」
“夏の定番スポット”なのに海水浴客はまばら。コロナ前の2017年8月や2018年8月は、平日でも砂浜には数え切れないほどのパラソルがたっていました。しかし、今年の平日(8月3日)は、砂浜には数えるほどしかパラソルはありませんでした。
海水浴客が少ないのは、“暑すぎる夏”のせいだといいます。
海の家のスタッフ
「人の出ない理由は、暑すぎるのかな」
海水浴客
「暑い。立っていられなさそう」
砂浜は鉄板のように熱せられ、海の中も水温が上がっていました。
海水浴客
「冷たいというよりはぬるい」
その温度は約30℃と、気温とほぼ変わりませんでした。
海の家の人たちは「比較的、気温が低い午前中に遊びに来てほしい」と話しています。
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この夏の異常な暑さによる異変は、森の中でも起きていました。
ジップラインなどアウトドアを満喫できる横浜市のレジャー施設「フォレストアドベンチャー・よこはま」。去年も遊びに来たことがある親子は――
去年も遊びに来た親子
「ちょっと去年より暑くて少ないのかもしれない。昼前とか、これから来る人がいるんじゃないですかね」
実際は、その逆の現象がおきているのです。
記者
「午前11時半すぎですが、すでに帰る人の姿があります」
ホームページを見てみると、まる1日遊べることがウリなのに、午前9時のオープンから2時間半あまりで帰ってしまう人たちがいました。正午前にも親子が帰っていきました。
帰宅する親子
「だいぶ暑くなってきたね。午後だったら無理かもしれない、暑そうだから」
そして結局、午前中いた6組すべてが帰り、午後1時半時点で残っていたのは午後から遊びに来た外国人のグループ1組だけでした。
フォレストアドベンチャー・よこはま 堀友大マネジャー
「暑さの影響で疲れちゃって、帰っちゃう方が多いですね。夏休みに入っているのでもうちょっと期待していたんですけど」
施設側は、長く遊んでもらえるように日よけの布を設置するなど、工夫しているということです。