“リコール署名偽造”バイト給与1千万円超
愛知県の大村秀章知事のリコール運動で、偽造が疑われる大量の署名が見つかった事件で、名簿の書き写し作業のアルバイトなどに支払われた総額が、少なくとも1000万円を超えることが新たにわかりました。
愛知県の大村知事のリコール運動を巡っては、提出されたおよそ43万5000人分の署名の中に、同じ人が書いたと疑われる大量の署名があり、8割以上が無効とされたもので、愛知県警が地方自治法違反の疑いで捜査を進めています。
これまでに、リコール運動の事務局が名古屋市内の広告関連会社に対し、アルバイトを集めて署名を偽造するよう数百万円で発注していたことがわかっています。
また、関係者によりますと、アルバイトなどに支払われた総額は、少なくとも千数百万円にのぼるということです。警察は広告関連会社の社長を任意で事情聴取し、事務局からの発注書を押収するなど、不正の実態解明を進める方針です。