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東京のスギ花粉 飛散ピークに突入【天気】

2021年3月5日 13:04
東京のスギ花粉 飛散ピークに突入【天気】

関東では3月に入り、スギ花粉の飛散のピークを迎えています。

この数日、春本番の暖かさや風が強まったこともあり、花粉を強く感じている人も多いのではないでしょうか。というのも、関東では今まさに、スギ花粉飛散のピークを迎えているのです。

東京都内のスギ花粉は、2月上旬から飛び始め、暖かい日が増えるのにつれて、晴れた日の花粉数は増加してきています。2月下旬以降は、1平方センチあたり100個を超える日も増えてきました。

これから3月中旬にかけては、スギ花粉のピークの時期にあたり、雨の日以外は非常に多くの花粉が飛散するおそれがあります。2月のスギ花粉は南風が吹いて暖かい日に花粉数が多くなる傾向がありますが、3月になると、乾いた北風によっても大量に飛散するようになります。空っ風が吹き荒れるような日は、群馬県・埼玉県からのスギ花粉が東京都心まで飛んでくるおそれがあり、これからは北風にも注意が必要です。

多摩地区では、ヒノキ科の花粉もすでに飛び始めています。スギ花粉症の人の8割は、ヒノキ花粉でも花粉症の症状が出てしまうと言われています。

東京都内では4月にかけて、スギ・ヒノキの花粉シーズンが続きます。今シーズンの花粉数は去年より多くなるとみられ、花粉症の方は、花粉との接触を避ける工夫が必要です。

(花粉数の観測・予測は、東京都福祉保健局による)