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踏切でトラック立ち往生 決死の救出劇とは

2021年6月15日 21:01
踏切でトラック立ち往生 決死の救出劇とは

現場は東京・福生市、住宅街の中にある踏切です。今月12日午後7時頃、イラン人の男性2人が買い物に出かけるため、車を運転していたところ。

モハメドザマニさん「車はこのあたりにあった」

ジャバリベルズファハドさん「棒は上に上がっていた」

危険な場面に遭遇しました。その時のドライブレコーダーの映像には、点滅する信号、踏切の棒が引っかかる形でトラックが踏切付近で立ち往生していた様子がわかります。その時2人がとった、とっさの行動が。

ジャバリベルズファハドさん「ヤバい。なんとかしないと、と意識して2人とも車を飛び降りて、(自分の)車を安全に止めてから」

駆け足で立ち往生していたトラックのもとへ。しかし。

ジャバリベルズファハドさん「(運転手は)パニック。震えていた」

運転手はパニック状態。そして、目に入ってきたのは、スピードを落とさずに踏切へと近づく電車です。

モハメドザマニさん「電車があったのは(車がある)この辺」

その距離わずか、数十メートル。駆けつけた日本人2人と力を合わせ、4人がかりでトラックを踏切の外へと押し出しました。その直後、電車が速度を落とすことなく、すぐ目の前を通過。間一髪のところでトラックの救出に成功したのです。

あわや大きな事故になりかねなかった決死の救出劇。ヒトとして当たり前のことをしただけと笑顔で話してくれました。

ジャバリベルズファハドさん「私もトラックの中にいたら、誰かに『助けて』と叫んでいたかもしれない。お互いさま。みんなでやり合えば、もうちょっと心強く優しく生きていけるのではないかと思う」