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停電で山手線“全線運転見合わせ”原因は?

2021年6月21日 19:27
停電で山手線“全線運転見合わせ”原因は?

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「運転を見合わせています」

20日、午後5時半頃、JR山手線で発生した停電による全線運転見合わせのトラブル。

各駅では、混乱が…。

運転見合わせからおよそ2時間がたった原宿駅では、足止めとなった乗客たちが、駅員に帰宅するための別ルートを聞いています。

乗客
「ちょっとどう(帰宅)しようか迷ってる」

乗客
「帰れないからね。困ります。まさかの(電車)止まっているんで」

トラブル発生からおよそ3時間半がたった午後9時になっても…。
駅員
「内回り電車、外回り電車共に運転を見合わせています。ご迷惑おかけして申し訳ございません」

停電は、一向に解消せず…。

渋谷駅を出たあと、すぐに停車してしまった車内の映像では、大勢の乗客の姿が確認できます。

車内に取り残された乗客
「一瞬で電気が落ちたんで。そっから30分くらいずーっと車内は真っ暗なままでしたね。やばかったですよ」

空調も止まったまま、30分ほど暗い車内に取り残されたといいます。

別の車内の映像では、真っ暗となった車内を乗客たちが歩き、ドアから避難していました。

そして、21日、停電の原因が明らかに…。

JR東日本によりますと、変電所の外にある送電ケーブルの一部が損傷。これにより漏電が発生して送電を停止したとみられることがわかりました。

JR山手線など六つの路線が、およそ4時間にわたり運転を見合わせ、およそ16万人に影響が出たということです。