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“ルフィ事件”実行役が法廷で語った“後悔と謝罪” 相次ぐ強盗事件と多くの共通点

2024年10月22日 6:30
“ルフィ事件”実行役が法廷で語った“後悔と謝罪” 相次ぐ強盗事件と多くの共通点

闇バイトを入り口に、実行役に強盗を繰り返させる手口の事件。あの“ルフィ事件”との共通点が多くあります。そのひとつ、去年1月に東京・狛江市で90歳の女性が死亡した強盗致死事件。“実行役”の1人だった男が法廷で語ったのは、後悔と謝罪でした。

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去年1月、東京・狛江市で90歳の女性が死亡した強盗致死事件。“実行役”の1人、当時大学生だった中西一晟被告は強盗致死などの罪に問われ、先月、懲役23年の判決を受けました。(弁護側が東京地裁の判決を控訴)

関与したほとんどの人物がSNS上の“闇バイト”で集められたというこの事件。中西被告が法廷で語ったのは、後悔と謝罪でした。

“実行役”中西被告(21)
「様々な選択肢があったのに、自分がお金の誘惑に負けず踏みとどまれていれば事件は起きなかった」

中西被告の供述によると、中西被告も応募のきっかけは金に困っていたこと。強盗を持ちかけられても当初は“警察にばれない”、そう感じていたといいます。

そして強盗に加担。犯行中も指示役と常に電話をつながれ、仲間の実行役らによる女性への暴行をただ見つめていたといいます。

“実行役”中西被告
「この事件で最も罪深く、女性に申し訳ないのは、バールで殴打する行為を見て止めないといけないと思っていたのに、恐怖心から何もできず、その場に立ちつくしたことです。自分の選択や行動を後悔して絶望します」

“ルフィ事件”で後悔を口にする実行役がいるさなか、再び相次ぐこととなった、「闇バイト」で実行役を集めたとみられる事件。

1都3県の合同捜査本部は、少なくとも14の強盗事件が関連しているとみて捜査。さらにこの他にも「闇バイト」によるものとみられる事件が4件起きていて、これまでにあわせて35人以上が逮捕されています。

(10月21日放送『news zero』より)

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