反対派住民と20分もみあいも 中間貯蔵施設の建設調査、山口・上関町に申し入れ 中国電力
中国電力は2日、原子力発電所から出る使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設に向けた調査を山口県上関町に申し入れました。
2日午前9時前、上関町役場を中国電力の大瀬戸聡常務らが訪れました。しかし、横断幕を掲げる反対派住民らが阻止しようとします。
反対派住民「おかえりください」「使用済み核燃料は、お断りです」
もみあいは20分程度続きましたが、中国電力は、その後、非公開で西町長と面会。中国電力の所有地に中間貯蔵施設の建設が可能かどうかを調べる調査などを関西電力と共同で行いたいと申し入れました。
上関町・西哲夫町長「持続可能なまちづくりをするためには、何が必要か。原子力関係も、ひとつの選択肢」
関西電力との共同開発について、中国電力では「単独での建設・運営は難しいと判断した」とし、「西日本の電力の安定供給にも寄与する取り組み」と説明しています。
調査は半年程度で、文献調査やボーリング調査を計画しています。西町長は近く臨時町議会を招集し、今回の調査を受け入れるかどうかを諮る方針です。