中国電力 山口・上関町に使用済み核燃料“中間貯蔵施設”建設提案へ
中国電力は原発から出る使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設を、山口県上関町に提案する方針を固めました。
関係者によりますと中国電力は2日にも上関町の西町長に対し、原発から出る使用済み核燃料の中間貯蔵施設の上関町内での建設を提案する方針ということです。
中間貯蔵施設は使用済み核燃料を再処理する前に一時的に保管する施設です。
青森県六ケ所村の再処理施設の稼働の見通しが立たない中ですでに国内の貯蔵容量の8割近くが埋まっていて、貯蔵能力の拡大が課題となっています。
上関町は上関原発建設計画を抱えていますが、福島第一原発事故以降、計画がストップし期待していた原発財源の見通しが立たなかったため、中国電力に新たな地域振興策を要望していて、その答えとして中間貯蔵施設の建設を提案する形です。