中国 新たに日本産のコメ・菓子類も通関に遅れ 福島第一原発の処理水放出をめぐる対抗措置の一環か
福島第一原発の処理水をめぐり、中国が日本からの水産物の全面的な放射線検査を始めている問題で、新たに日本産のコメや菓子類も通関に遅れが出ていることが分かりました。
関係者によりますと、日本産の海産物や食品が多く流通している遼寧省大連市では、先週から日本産のコメや菓子、調味料などの通関が遅れているということです。
手続きが遅れている理由は明らかになっていませんが、処理水の放出に対する中国側の対抗措置の一環との見方も出ています。
こうした状況に輸入業者の間では、「日本産と名のつくものは今後、ますます影響が拡大していくのではないか」などと、中国側の対応がエスカレートすることに懸念が広がっています。
中国では今月7日以降、日本の海産物に対し全面的な放射線検査を実施するなど影響が広がっています。