東京五輪 組織委“コロナ対策は機能した”
組織委員会は、東京オリンピックを振り返り、一部の選手らに行動ルール違反があったものの新型コロナウイルス対策は機能したなどと評価しました。
組織委員会・橋本会長「現段階で100%成功したかといいますとそうではないというふうに思います。まだまだ、運営上やるべきことがあったのではないか」
橋本会長は、一部の選手らのプレイブック違反を謝罪したうえで、「パラリンピックにむけて行動管理の徹底が課題で、検証して次につなげていく」と強調しました。また、武藤事務総長は、「違反行為には厳正に対処し、バブルは維持されたと思っている」と述べました。
組織委員会が先月1日以降発表した新型コロナウイルス感染者は430人で、競技に出場できなかった選手や途中棄権した選手が19人いたほか、来日した関係者で入院した人が3人いたということですが、武藤事務総長は、「陽性者が少なかったという観点からコロナ対策は機能した」と評価しました。
一方、パラリンピックの観客について橋本会長は、「感染状況を見ながら政府の基準をふまえて慎重に判断すべき」と述べるにとどめました。