橋本会長“エスコートキッズ”中止を発表
組織委員会の橋本会長は、東京オリンピックのサッカー会場などで子供たちが選手とともに入場する「エスコートキッズプロジェクト」を中止すると発表しました。
組織委員会の橋本会長は9日午後、会見を行い、サッカーやテニスなど会場で入場の際に選手とともに入場する「エスコートキッズプロジェクト」について、選手と参加者の安全を優先するため中止すると発表しました。
また、首都圏1都3県の会場が無観客になったことから、千葉県一宮町のサーフィン会場で実施が予定されていた「サーフィンフェスティバル」も開催を取りやめます。
また、オリンピックのライブサイト開催を予定している自治体に対して、感染拡大を防ぐため中止や規模の縮小を求めるとしています。
組織委員会ではすでに、北海道札幌市で行われるマラソンと競歩について、沿道での観戦自粛を求めていますが、これに加え、自転車のロードレースやトライアスロンについても沿道での観戦自粛を要請し、ロードレースのスタート地点になっている東京都の武蔵野の森公園は無観客にするということです。
ほかにも、オリンピックのライブサイト開催を予定している自治体へは、感染拡大を防ぐため中止や規模の縮小を求めるとしています。
橋本会長は「多くの会場で無観客という厳しい判断をした一方で、間近に迫った大会に向け、一層気を引き締めて安心安全な大会実現に向けた準備に努める」としています。