組織的犯罪処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、仙台市青葉区の無職・大橋和之容疑者(35)ら合わせて男女29人。
宮城県警によると、このグループは仙台市青葉区の無職・大橋和之容疑者(35)をリーダー格とした組織で、仙台市内のマンションを拠点にしていたとみられている。

今回、逮捕容疑となったのは、今年5月から6月にかけて、「高額当選金受け取りサイトに申し込めば現金7億円を受け取ることができる」などと嘘をつき、長野県に住む60代女性から78回にわたって電子マネーが利用できる暗証コードを送らせ、約650万円をだましとったとされる事件。

また、今年4月から6月にかけては、自分たちで運営する出会い系サイトに登録した島根県の40代女性に対し、「連絡先を交換できる」などと嘘をついて131万円をだましとった疑いがもたれている。

2020年頃からの犯行で、被害者は3700人以上、被害総額は約70億円に上るとみられている。

グループはフリーペーパーの求人広告で「メールオペレーター」などとして募集されていたという。
警察は容疑者29人の認否を明らかにしていない。

県警は余罪の有無や、組織の全容解明にむけて捜査を進めている。