×

市長かんだ金メダル交換へ…費用IOC負担

2021年8月12日 14:56
市長かんだ金メダル交換へ…費用IOC負担

名古屋市の河村たかし市長が東京オリンピックの金メダリストのメダルをかんだ問題で、大会組織委員会は、このメダルを新たなものに交換することを発表しました。

この問題は今月4日、名古屋市の河村市長が、ソフトボール日本代表として東京オリンピックで金メダルに輝いた後藤希友投手の表敬訪問を受けた際、突然マスクを外し、後藤投手のメダルをかんだものです。

12日、組織委員会はJOCを通じて確認した後藤投手の意向に基づいて、メダルを新しいものに交換すると発表しました。

また、メダルの交換にかかる費用は当初、河村市長に請求する方向で調整がされていましたが、組織委員会は最終的にIOCの負担となったことを明らかにしました。新たなメダルについては予備のものから用意されるということです。

関係者への取材によりますと、今回、メダルの交換が決まった経緯について、萩生田文部科学大臣が「教育上非常に良くない。人の大切なものを口にいれるなんて」と問題視するなど各方面からメダルの交換を求める声が高まっていたということで、組織委員会とJOC、IOCなどが調整を続けていました。