広島県に大雨特別警報“経験のない大雨”
気象庁は、広島県では、「これまでに経験がないような大雨になっている」として、「警戒レベル5」にあたる大雨特別警報を発表しました。ただちに命を守る行動を取るよう強く呼びかけています。
気象庁は、活発な前線によって「これまでに経験がないような大雨になっている」として、午前9時前、広島市に大雨特別警報を発表しました。
これは、5段階の「大雨警戒レベル」のうち最も危険性が高い「命の危険」があることを示す「レベル5」の情報で、気象庁は、土砂災害の危険があるエリアに住む人などに対し、命を守るための最善の行動を強く求めています。
また、広島と島根を流れる江の川などでは、これまでの大雨で増水し、氾濫する危険があるということです。
気象庁は、活発な前線は、今後1週間程度、日本列島に停滞すると説明した上で、「今後、西日本から東日本の他の市町村にも大雨特別警報を出す可能性がある」と危機感を示しました。
特別警報の発表を待つことなく、自治体がレベル4の避難指示を出した段階で、避難を完了させるよう強く求めています。