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広島県広島市に「大雨特別警報」を発表

2021年8月14日 12:44
広島県広島市に「大雨特別警報」を発表

気象庁は14日午後0時40分、活発な前線による記録的な大雨によって、「大規模な土砂災害が起きる恐れがある」として、広島県広島市に「警戒レベル5」にあたる大雨特別警報を発表しました。土砂災害の危険がある地域に住む人を中心に、ただちに命を守る行動を取ってください。

気象庁は活発な前線による記録的な大雨によって「大規模な土砂災害が起きる恐れがある」として、広島県広島市に「警戒レベル5」にあたる大雨特別警報を発表しました。これは、5段階の「大雨警戒レベル」のうち最も危険性が高い「命の危険」があることを示す「レベル5」の情報で、住民に命を守るための最善の行動を強く求めるものです。

安全な場所まで避難する時間がなかったり、すでに外に避難することが危険だと感じた場合には、近くの比較的丈夫な建物や、自宅の2階以上、山の斜面からできるだけ離れた部屋に避難するなど、状況に応じて、命を守る行動をただちに取ってください。

土砂災害に警戒が必要なエリアの中にいると、今後、災害に巻き込まれ、命を落とす危険があります。もしまだ自分のいる場所が被害を受けていなくても、ただちに避難してください。

もし、もう避難できない場合には、できるだけ斜面から離れた場所にいるようにしてください。また、1階より2階のほうが、土砂災害が起きた時に、助かる可能性が高くなります。

広島市には、13日も大雨特別警報が発表されていて、短期間に同じ自治体に2度、大雨特別警報が出されることは、極めて異例です。

広島市では、2014年8月に今回と同じように活発な前線が停滞し、非常に強い雨が降り続いたことで、大規模な土砂災害が発生、77人の死者が出ています。