上皇さま、お見舞いのため東大病院訪問 上皇后さま右大腿骨骨折の手術を無事終える
仙洞御所で転倒し7日、「右大腿骨上部の骨折」と診断された上皇后さまは、8日朝早くから入院先の東大病院で手術に臨み、午前7時半ごろ、手術を無事終えられました。さきほど上皇さまがお見舞いのため東大病院を訪問されました。
上皇さまは8日午後3時すぎ、お住まいの仙洞御所を出発されました。その後、上皇后さまが手術を受け、入院している東京大学医学部附属病院を訪れ、上皇后さまを見舞われました。上皇さまは30分あまり滞在したあと、先ほど、お住まいに戻られました。
宮内庁によりますと、上皇后さまは6日夕方、お住まいの仙洞御所でバランスを崩して転倒し、右脚に強い痛みがあるため、7日、東大病院で検査を受けられたところ、「右大腿骨上部の骨折」と診断されました。
側近によりますと、上皇后さまは8日午前5時ごろから手術室に入り、手術を無事終え、午前7時半ごろ病室に戻られたということです。
「骨接合術」という金属などの器具で骨の折れた部分を固定してつなぎあわせる手術で、術後は病室に戻り休まれているということです。
朝、上皇さまに手術が無事終わったことが伝えられると、安心された様子だったということです。また、天皇皇后両陛下や秋篠宮ご夫妻、長女の黒田清子さんにも手術が無事に終了したことが報告されたということです。
上皇后さまは今後リハビリなどを行い、経過を見ながら1週間から2週間入院される予定です。
上皇后さまは今月20日、卒寿=90歳の誕生日を迎えられます。