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台風14号、あす上陸し本州横断の可能性

2021年9月16日 20:55
台風14号、あす上陸し本州横断の可能性

台風14号が17日、九州北部付近に上陸する見込みとなりました。16日朝までの予報では、上陸前に温帯低気圧に変わる見込みでしたが予想以上に発達し、週末にかけて列島を横断する可能性も出ています。

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宮崎県では台風14号の影響で朝から激しい雨になりました。雨が階段を勢いよく流れ落ち、河川もかなり増水している様子がありました。トンネルの中では、雨水道路を川のように流れ、トンネルを抜けると猛烈な雨がたたきつけました。

土砂崩れも発生し、流れ出た土砂が国道をふさぎました。市街地でも、冠水した道路の水が歩道にも押し寄せ歩きづらい状態になっていました。宮崎市内では、警戒レベル5の緊急安全確保が一部地域に出ています。

当初、台風14号は温帯低気圧に変わってから日本列島に接近する予報でした。しかし─。

気象庁・岸本賢司主任予報官
「台風のまま、あした17日に西日本に上陸するという予想に変わってきている」

予想以上に再発達していることなどから、気象庁は台風のまま上陸する恐れが出てきたと予報を変えました。最新の予報では、台風14号はこのあと東シナ海を北東に進み、17日午後には九州北部などにかなり接近し上陸する見込みです。その後も台風のまま、18日土曜日にかけて本州を横断する可能性が出ています。

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福岡県・うきは市の果樹園では─。

明果園・秦鈴子さん
「台風がそこらへんまで来ているから、スマホ見ながら『どうしよう』『どうする?』って言いながら」

梨が台風で落ちないようテープで固定する対策をとっていました。

明果園・秦鈴子さん
「一生懸命骨折って作ったのに、1、2時間でパーになったらえらいこと」

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昼までに予想される雨の量は、九州北部で200ミリ、四国で180ミリ。その後18日土曜日の昼までに、東海で300ミリから400ミリ関東甲信で200ミリから300ミリなどが予想されています。土砂災害や河川の増水、氾濫などに警戒が必要です。