笹子トンネル事故9年 遺族“真相解明を”
山梨県の中央自動車道笹子トンネルで起きた天井板崩落事故から2日で9年が経ち遺族が現地で黙とうを捧げました。
事故は2012年12月2日、山梨県の中央道上り線・笹子トンネルで天井板が崩れ、男女9人が死亡したものです。2日は事故が起きた午前8時3分に、遺族が黙とうを捧げたあと花を手向けて犠牲者の冥福を祈りました。
新型コロナウイルスの感染防止のため去年に続き、規模を縮小して行われた式典では、中日本高速道路の宮池克人社長が「深い反省のもと教訓を次の世代に伝えていく」と述べました。
遺族の1人は「事故の捜査は終わったが真相解明に努めてほしい」と語りました。