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日大会見「田中前理事長と永久に決別」

2021年12月10日 18:30
日大会見「田中前理事長と永久に決別」

日本大学は前理事長の田中英壽容疑者の脱税容疑での逮捕や、元理事が背任の罪で起訴されたことなどを受け、強制捜査以降、初めて会見を行い、学長が「日本大学は田中前理事長と永久に決別し、影響力を排除する」と述べました。

日本大学では加藤直人学長や弁護士らが出席して、10日午後6時から、大学本部で会見を行っています。会見の冒頭、加藤学長は「前代未聞の出来事となり心よりおわび申し上げます」と謝罪しました。また、加藤学長は「日本大学は田中前理事長と永久に決別し、影響力を排除する」と述べました。

日大をめぐっては、前理事長の田中英壽容疑者が所得税を脱税した疑いで逮捕され、その後、理事長を辞任し、理事職も解任されています。また、日大の元理事の井ノ口忠男被告は、大学にあわせて4億円あまりの損害を与えたとして背任の罪で起訴されています。

関係者によりますと、会見では、背任事件に対する日大としての今後の対応などについて説明するということです。一方で、田中容疑者の脱税事件については、田中容疑者の個人の問題であるとして、会見で詳細な説明は行わないものとみられます。