遠山元財務副大臣 違法仲介への関与認める
公明党の衆議院議員だった遠山清彦元財務副大臣の元秘書らが融資の違法な仲介に関与したとされる事件で、遠山元議員が東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し、事件への自らの関与を認めていることが新たにわかりました。
この事件は、日本政策金融公庫と借り手側の融資契約をめぐり、貸金業の登録を受けていない事業者が行った違法な仲介に遠山元議員の元秘書2人が関与したとされるものです。
その後の関係者への取材で、遠山元議員が特捜部の任意の事情聴取に対し、違法な仲介に自身が関与したことを認めていることがわかりました。
事業者の男性を通じて紹介された融資を希望する企業が、実際に融資を受けられるようにするため、公庫側へ働きかけるよう元秘書らに対し、度々指示していたことや、事業者側から数百万円の現金を受け取ったことを認めていて、「仲介の謝礼だと思った」という趣旨の話をしているということです。
特捜部は、貸金業法違反の疑いがあるとみて捜査を進めています。