安倍元総理の元秘書ら“夕食会”再び不起訴
「桜を見る会」の前日に行われた夕食会をめぐり刑事告発され、一度、不起訴処分となり、その後、検察審査会に「不起訴不当」と議決された安倍晋三元総理大臣の元秘書らについて、東京地検は18日、再び不起訴処分としました。
安倍元総理の元公設第一秘書と資金管理団体の元会計責任者は、「桜を見る会」の前日に行われていた夕食会をめぐり、会場となったホテルから受け取った領収書を保存していなかったなど政治資金規正法違反の疑いがあるとして告発され、東京地検特捜部が今年3月、不起訴処分としていました。
これに対し、検察審査会は今年9月、2人について「不起訴不当」と議決したため再捜査が行われていましたが、特捜部は18日、2人を再び不起訴処分としました。
関係者によりますと、元公設第一秘書は嫌疑不十分で、資金管理団体の元会計責任者については起訴猶予でいずれも不起訴処分にしたということです。
「桜を見る会」の前日に行われた夕食会をめぐっては、費用の負担などに関しても安倍元総理らが公職選挙法違反の疑いなどで告発され、今年7月に検察審査会が一部の処分について「不起訴不当」と議決したことから、特捜部が再捜査を行っています。