石川・金沢市の冬の風物詩 武家屋敷の「こも掛け」始まる
石川県金沢市の長町武家屋敷跡で、冬の間、土塀を雪や氷から守る「こも掛け」が、2日から始まりました。
金沢の冬の風物詩「こも掛け」は、雪や氷から土塀を守るため、金沢市が40年近く前から行っているものです。
2日は多くの人が見守る中、市から委託を受けた職人が、わらで編み込まれた「こも」を一つずつ丁寧に取り付けていきました。
1枚の「こも」の幅は3メートル60センチ、高さは1メートル近くあります。
東京からの観光客「結構大変な作業だ、みんな人力。土壁自体が雨や雪で劣化する。人の手で守っていくのは大事」
武家屋敷跡周辺の「こも掛け」は3日も行われ、総延長およそ1.1キロが来年3月中旬まで冬の装いに変わります。