7か町が演し物を奉納「秋の大祭 長崎くんち」開幕 9日まで市内各所で庭先回り《長崎》
秋の大祭「長崎くんち」が7日朝に開幕し、7つの踊町が演し物を披露しました。
諏訪の森にシャギリの音が響き渡ります。
7日朝、開幕した長崎くんち。
しとしとと小雨が降るあいにくの天気となりましたが、7つの踊町が、観客をわかせました。
幕開けを飾る一番町は「興善町」。
傘鉾には「吉祥」とされる五彩の瑞雲が描かれています。
続く「本踊」では、子どもたちによるかれんな「楽の精」に誘われ、紅白の獅子が登場。
蝶の精とともに、勇壮かつ優雅な姿を披露しました。
続いて登場したのは、八幡町です。
剣舞では 平安時代の源平合戦で、弓の達人那須 与一が扇の的を射抜く名場面を再現し、見事、的に命中しました。
その後の「弓矢八幡祝い船」では、豪快な船回しで会場を沸かせました。
「本踊」の万才町は演目を一新し、所望踊りでは 出演者やまちの関係者が一緒になって奉納しました。
西濵町が奉納するのは、数ある曳物の中でも最大級といわれる「龍船」です。
先頭の根曳が浮き上がるほど豪快でスピード感ある船廻しをみせます。
今年は二胡の演奏が 華を添えました。
続いては麹屋町の「川船」。
スピード感のある船回しと 霧状の水を吹く演出で、会場を盛り上げました。
そして銀屋町の「鯱太鼓」。
勇ましい掛け声にあわせ、鯱が天高く舞い上がりました。
トリを務めたのは、五嶋町の「龍踊」。
青龍と白龍が互いの胴をくぐるなど、五嶋町独自の新技も披露しました。
長崎くんちは、9日まで行われます。