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武家屋敷跡で土塀の「こも」外し作業 春の装いへ 石川・金沢市

2023年3月11日 12:44
武家屋敷跡で土塀の「こも」外し作業 春の装いへ 石川・金沢市

石川県金沢市の武家屋敷跡で、冬の風物詩となっている土塀の「こも」を取り外す作業が始まり、まちなかは春の装いへと移り変わっています。

金沢市の長町武家屋敷跡では冬の時期、わらを編み込んで作った「こも」を土塀に取り付け、付着した雪による剥がれや浸透した水分が凍って壁が傷つくのを防いでいます。

11日の県内は青空が広がり、暖かな日差しが降り注ぐ中、「金沢職人大学校」の実習生や造園業者によって、こもが取り外されていきました。

観光客「昔から伝わっているような伝統的なものを感じました」「春らしくなりました」

この界わいでは、総延長1キロあまりにわたってこもが取り付けられていて、外された後は必要に応じて修理し、来年度以降も使うことになっています。