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【1か月予報】暖かい春 桜の開花は早まる

2023年3月10日 9:25
【1か月予報】暖かい春 桜の開花は早まる

この先、4月上旬にかけて暖かな日が多いでしょう。3月中旬は北日本を中心に平年より、かなり高い気温となる日が多い見込みです。気温の面で季節の進みが例年より早いでしょう。雪国では融雪が進み、西日本や関東では3月半ば以降、ソメイヨシノがほころび始めそうです。

■北日本(北海道・東北)

北海道・東北では、平年よりも暖かな日が多いでしょう。一時的な寒の戻りはあっても、気温の面で季節の進みは早い見込みです。特に、3月16日から21日頃にかけては、平年よりかなり高い気温となりそうです。

東北北部では例年より早く、スギ花粉のピークの時期となり、東北南部では3月のうちにソメイヨシノが開花するところが出てくるでしょう。

積雪地域の融雪も例年より早く進みそうです。この先、1か月の日照時間は、北海道の日本海側・オホーツク海側と東北の日本海側で、ほぼ平年並みの見込みです。北海道の太平洋側と東北の太平洋側では、平年並みか少ないでしょう。

この先、1か月の降水量は、北海道の日本海側・オホーツク海側と東北の日本海側で、ほぼ平年並みの見込みです。北海道の太平洋側と東北の太平洋側では、平年並みか多いでしょう。

■東日本(北陸・関東甲信・東海)

北陸・関東甲信・東海では、平年よりも暖かな日が多いでしょう。特に、北陸では3月11日から12日頃にかけてと、20日から21日頃にかけて、平年よりかなり高い気温となるでしょう。また、関東甲信では3月11日から13日頃にかけてと、16日から21日頃にかけて、平年よりかなり高い気温となる見込みです。そして、東海では、3月11日から12日頃にかけてと、16日から21日頃にかけて、平年よりかなり高い気温となりそうです。

スギ花粉のピークの時期となっていますが、今後はヒノキ花粉が急増するおそれがあります。3月半ば以降は東京、横浜、静岡、名古屋、岐阜など、関東南部や東海で、平年より1週間程度早く桜が開花するでしょう。

この先、1か月の日照時間は、北陸では平年並みか多いでしょう。関東甲信・東海では、ほぼ平年並みとなりそうです。

この先、1か月の降水量は、北陸では平年並みか少ないでしょう。関東甲信・東海では、ほぼ平年並みとなりそうです。

■西日本(近畿・中国・四国・九州)

西日本各地では、平年よりも暖かな日が多いでしょう。特に、3月11日から12日頃にかけては、西日本の広い範囲で平年より、かなり高い気温となりそうです。その後、21日頃にかけても平年より高い気温が続きそうです。

スギ花粉に続いて、ヒノキ花粉のピークの時期になるでしょう。気温の面で季節の進みが早く、ソメイヨシノの開花時期も早まる見込みです。四国や九州では3月半ば以降、ほころび始めるところがあるでしょう。

この先、1か月の日照時間は西日本各地で、ほぼ平年並みとなるでしょう。

この先、1か月の降水量についても西日本各地で、ほぼ平年並みとなりそうです。

■奄美・沖縄

3月11日から17日頃にかけての気温は、奄美では平年並みか高め、沖縄では平年並みか低めとなりそうです。3月18日から24日頃にかけての気温は、奄美では平年並みか高め、沖縄ではほぼ平年並みとなるでしょう。3月25日から4月7日頃にかけての気温は、奄美・沖縄ともに平年並みか高めとなりそうです。

この先、1か月の日照時間は、奄美・沖縄ともに、ほぼ平年並みの見込みです。

この先、1か月の降水量は、奄美・沖縄ともに、ほぼ平年並みでしょう。

■1か月予報(3月11日から4月10日までのまとめ)

<気温の確率予想・低い・平年並み・高い>
北日本    :10%・10%・80%
東日本    :10%・20%・70%
西日本    :10%・20%・70%
奄美・沖縄  :30%・30%・40%

<降水量の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側):30%・40%・30%
北日本(太平洋側):20%・40%・40%
東日本(日本海側):40%・40%・20%
東日本(太平洋側):30%・30%・40%
西日本(日本海側):40%・30%・30%
西日本(太平洋側):30%・40%・30%
奄美・沖縄    :40%・30%・30%

<日照時間の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側) :30%・30%・40%
北日本(太平洋側) :40%・40%・20%
東日本(日本海側) :20%・40%・40%
東日本(太平洋側) :40%・30%・30%
西日本(日本海側) :30%・30%・40%
西日本(太平洋側) :30%・40%・30%
奄美・沖縄     :30%・30%・40%

(参考:気象庁・週間予報・2週間気温予想・季節予報)