富山の冬の風物詩・新巻きザケの天日干し始まる
師走を前に、富山市内の鮮魚店では、この時期の富山の風物詩、贈答用の新巻きザケの天日干しが始まりました。
朝日に照らされて金色に輝く新巻きザケ。富山市柳町の鮮魚河瀬では、日の出前の午前4時から天日干し作業が始まり、荒縄に吊るされたおよそ700本のサケが店の軒先にズラリと並べられています。
26日朝の最低気温は、富山県内8か所の観測地点で今シーズン一番の冷え込みとなりました。この寒さの中、下処理をしたサケを天日干しにし、冷たい風にさらすことで身が引きしまってうま味が引き出されます。
サケの漁獲量は毎年減っていて、今年は、過去40年の中で最も確保が難しかったということですが、例年通り身の厚いサケを揃えました。すでに県の内外から200本ほどの予約があるということです。