道路陥没でトラック転落、発生から約9時間経過 救助難航…下水道管閉塞の可能性で風呂などの使用控えるよう呼びかけ 埼玉
埼玉県八潮市の道路陥没でトラック1台が転落した事故からおよそ9時間たった今も運転手の救助活動が難航しています。現場から最新情報です。
現場近くの建物の上から陥没事故現場を見下ろしています。発生からまもなく9時間、真っ暗となった穴を投光器が照らしています。
運転手の救助活動はクレーンなどを使って今も続いていますが難航しているということです。
警察や消防によりますと、28日午前10時前、八潮市の県道にある交差点の中央部分で、直径およそ5メートル、深さ10メートルほどが陥没し、2トントラック1台が転落しました。
トラックには男性運転手が取り残されていて、消防の車両12台と民間のクレーン車2台により救助活動が行われていますが、土砂が崩れたり水が流れたりしているため難航している模様です。
男性とは、午後1時時点で会話ができていたということです。
県によりますと地下およそ10メートルに下水道管が通っていて、破損した影響で地下に空洞ができた可能性があるということです。
Q:付近の生活にも影響が出ているのでしょうか?
はい、現場は片側2車線の県道ですが、今も通行止めが続いています。
また埼玉県は、この陥没により、下水道管が閉塞した可能性があることから、さいたま市岩槻区、川口市の一部、春日部市、草加市、越谷市、八潮市、蓮田市、幸手市、白岡市、伊奈町、宮代町、杉戸町に復旧するまで、洗濯や風呂の使用を控えるよう協力を求めていて、影響はおよそ120万人にのぼるということです。