道路陥没…転落のトラック運転手の救助難航 半径200メートルに避難呼びかけ
28日、埼玉県八潮市の道路が陥没しトラックが転落した事故で、トラックに取り残された運転手の男性の救助活動が難航しています。現場から中継です。
現場の半径200メートル以内では、ガス漏れの恐れがあるとして避難が呼びかけられているため広い規制線が引かれていますが、いまも懸命な救助活動が続いています。
警察などによりますと、28日午前、八潮市の県道にある交差点の中央部分で、直径およそ5メートル、深さ10メートルほどが陥没し、2トントラック1台が転落しました。
トラックには男性運転手が取り残されていて、29日未明に行われた救助活動でトラックの荷台部分が引き上げられましたが、運転席の部分は引き上げられず、男性はいまも救出できていません。
この未明の作業の際、すぐ近くでさらに大きな陥没が発生し、その場所に立っていた電柱などが新たな陥没の中に落ちていきました。
陥没の原因は、いずれも下水管が破損して地中の土砂を押し流しているためとみられ、埼玉県は今後、下水の量が増加し続けると陥没の拡大や被害の長期化につながる恐れがあるとして、さいたま市岩槻区、緑区、川口市の一部、春日部市の一部、草加市、越谷市、八潮市、蓮田市、幸手市、白岡市、伊奈町、宮代町、杉戸町に洗濯や風呂の使用を控えるよう協力を求めています。