西日本豪雨から5年 節目の日…追悼式は4年ぶりに人数制限をせず 岡山・倉敷市真備町
甚大な被害をもたらした西日本豪雨から、今日で5年です。岡山県内で最も大きな被害を受けた倉敷市真備町でも節目の日を迎えました。
朝もやの中に日の光が差し込む倉敷市真備町。大災害から5年。堤防などの復旧も順調に進み町の様子も以前の姿に戻ったようにみえます。
住民「一応帰っては来たけど、元にはやっぱり戻っていないですね。気分的なものもありますし、金銭面もありますし」
2階まで浸水しおよそ1年半の間、仮の校舎で児童が学んだ川辺小学校。6日朝も登校する児童の元気な声が響いていました。
川辺小学校・横山俊明教諭「あったことを無しにはできないんですけど、自分たちのそれぞれに向かってやりたいことをやりたいように頑張っていってくれたらうれしい」
復旧から復興への一歩を着実に踏み出していました。
マービーふれあいセンターで開かれたことしの倉敷市追悼式は4年ぶりに人数制限をせず執り行われました。
母親を亡くした男性が遺族を代表し、悲しい経験を教訓に災害弱者の犠牲を減らせるよう体制を整備することの重要性を訴えました。
遺族「ハードの面ではだいぶ復興できたんですけど、あとはソフト面でもうちょっと支援して頂きたい」
遺族「お互いに声かけをして避難しましょうということが本当に浸透していったらいいなと思います」
参列者は今もなお悲しみが癒えないなか現実と向き合いながら献花台に花を手向けていました。