台風6号、沖縄・奄美を暴風域に 名護、最大瞬間風速34.3メートル 3万4000戸近く停電、59人ケガ
Uターンしてきた台風6号は、沖縄や奄美地方を暴風域に巻きこみながら、ゆっくりと東に進んでいます。沖縄や鹿児島では台風の影響で、これまでにおよそ60人がケガをしています。
Uターンして東に進路を変えた台風6号は5日、沖縄本島に再接近し、6日未明には名護で最大瞬間風速34.3メートルを観測したほか、沖縄本島地方では降り始めからの雨量が700ミリを超えた所もあります。
また、沖縄電力によりますと、6日午前6時の時点で3万4000戸近くが停電しているということで、復旧作業が進められています。沖縄県によりますと、この台風6号の影響で、風にあおられるなどして、6日午前6時までに59人がケガをしたということです。
交通機関への影響も長期化しています。那覇空港を発着する便は6日も全て欠航することが決まり、観光客の足止めが、さらに長引くことも懸念されています。
台風は沖縄から次第に遠ざかっていますが、沖縄本島地方で6日に予想される最大瞬間風速は35メートルと、引き続き猛烈な風に厳重な警戒が必要です。