即位後初めての園遊会 両陛下“2人一緒に”令和流
令和初の園遊会 “2人一緒に”令和流
5月11日午後、東京・港区の赤坂御苑で春の園遊会が令和になって初めて開催され、皇后さまをはじめ女性の皇族方は着物を着て臨まれました。このニュースについて、日本テレビ客員解説員の井上茂男さんに聞きました。
■各界の功労者が招待された“令和初の園遊会”
――新型コロナウイルスの影響などで5年ぶり、令和となって初めての園遊会には、各界の功労者およそ1000人が出席しました。
天皇陛下「本当に車いすテニスの、スポーツの発展に大変なご尽力なさって心から敬意を表します」
国枝慎吾さん「1月に引退をしまして、僕自身も東京のパラリンピックが集大成であると思って臨んで」
天皇陛下「本当に多くの人に、車いすテニスの素晴らしさをお伝えになったと思います」
国枝さん「本当に長らく応援していただき、ありがとうございました」
国枝慎吾さん「1月に引退をしまして、僕自身も東京のパラリンピックが集大成であると思って臨んで」
天皇陛下「本当に多くの人に、車いすテニスの素晴らしさをお伝えになったと思います」
国枝さん「本当に長らく応援していただき、ありがとうございました」
天皇陛下が、以前、伴走を務めたことがあるブラインドマラソンの道下美里さんに手を差しのべて握手されるなど、両陛下は1人1人と時間を掛けて交流されていました。
――井上さん、雨の中でしたが、和やかな雰囲気でしたね。
両陛下と接する人たちに柔らかい笑顔が広がり、いい時間が流れたんだなあ、と思いました。国枝さんにかけられた言葉がいい例ですが、天皇陛下は「ご尽力」とか、「すばらしさをお伝えになった」とか招待客に敬語でお話しになって、1人1人をリスペクトしていることが伝わってきました。
――皇后さまが積極的に話しかけられていましたね。
ずいぶん積極的だったと思います。やはり一緒だといいですね。皇太子妃時代の雅子さまは病気療養中の2004年から2015年の春まで園遊会を欠席し、その後は途中で退席され、2018年の秋から最後まで参加されるようになりました。声かけは、話をしているうちに両陛下がどうしても離れてしまうのですが、できるだけお2人そろって声かけができるよう、気を配られているように見えました。
――確かに映像を見ていて、お2人揃っているからこそ、お話が弾んでいるように見えましたね。
【井上茂男(いのうえ・しげお)】
日本テレビ客員解説員。皇室ジャーナリスト。元読売新聞編集委員。1957年生まれ。読売新聞社で宮内庁担当として天皇皇后両陛下のご結婚を取材。警視庁キャップ、社会部デスクなどを経て、編集委員として雅子さまの病気や愛子さまの成長を取材した。著書に『皇室ダイアリー』(中央公論新社)、『番記者が見た新天皇の素顔』(中公新書ラクレ)
――井上さん、雨の中でしたが、和やかな雰囲気でしたね。
両陛下と接する人たちに柔らかい笑顔が広がり、いい時間が流れたんだなあ、と思いました。国枝さんにかけられた言葉がいい例ですが、天皇陛下は「ご尽力」とか、「すばらしさをお伝えになった」とか招待客に敬語でお話しになって、1人1人をリスペクトしていることが伝わってきました。
――皇后さまが積極的に話しかけられていましたね。
ずいぶん積極的だったと思います。やはり一緒だといいですね。皇太子妃時代の雅子さまは病気療養中の2004年から2015年の春まで園遊会を欠席し、その後は途中で退席され、2018年の秋から最後まで参加されるようになりました。声かけは、話をしているうちに両陛下がどうしても離れてしまうのですが、できるだけお2人そろって声かけができるよう、気を配られているように見えました。
――確かに映像を見ていて、お2人揃っているからこそ、お話が弾んでいるように見えましたね。
【井上茂男(いのうえ・しげお)】
日本テレビ客員解説員。皇室ジャーナリスト。元読売新聞編集委員。1957年生まれ。読売新聞社で宮内庁担当として天皇皇后両陛下のご結婚を取材。警視庁キャップ、社会部デスクなどを経て、編集委員として雅子さまの病気や愛子さまの成長を取材した。著書に『皇室ダイアリー』(中央公論新社)、『番記者が見た新天皇の素顔』(中公新書ラクレ)