補助犬育成に活用へ 寄付金を寄贈
障害がある人の生活をサポートする補助犬の育成に役立ててもらおうと日本盲導犬協会など4つの団体に合わせて230万円の寄付金が贈られました。
補助犬の利用者や育成団体の支援に取り組むNPO法人パートナーズドッグ秋田は、補助犬の役割や活動を広く知ってもらおうと、毎年、チャリティーゴルフ大会を開き寄付を募っています。今年度からは新たに警察犬など救助犬の育成支援にも力を入れていて、8日は、補助犬と救助犬の育成に取り組む4つの団体にあわせて230万円を贈りました。
補助犬は、盲導犬や聴導犬など目や耳、手足に障害がある人をサポートするための訓練を受けています。会場では盲導犬をPRするデモンストレーションも披露されました。イヌのサイズでは通れる道幅でも、人が通れないと判断したときは迂回するよう訓練を受けています。また目の前に段差がある場合は先にのぼって体についているハーネスを通じて合図を送ります。
厚生労働省によりますと10月末時点で全国には836頭の補助犬がいて県内では11頭の盲導犬が目に障害がある人の生活を支えています。
4つの団体は、受け取った善意をもとに、補助犬や救助犬を増やし、必要としている人への幅広い支援を目指すことにしています。