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毒キノコ“混入”判明前に購入し夕食で食べる

2023年10月25日 20:35
毒キノコ“混入”判明前に購入し夕食で食べる

横手市の道の駅十文字で販売していたパック商品に毒キノコのツキヨタケが混入していた問題です。混入が判明する前に購入した女性がわかりましたが、買ったキノコの一部を家族ですでに食べていて、その後2人が吐き気や嘔吐の症状が出て医療機関を受診していたことがわかりました。

道の駅十文字によりますと24日、直売所で食用のムキタケとして販売したパック商品に毒キノコのツキヨタケが混入していたことが客の指摘で判明しました。店頭に残っていた3パックは回収されましたが、2パックは混入がわかる前に女性1人が購入していました。

道の駅十文字は食べないよう呼びかけ、その後、テレビ報道を見た女性から「夕食でみそ汁にして一部を家族で食べた」と道の駅に連絡がありました。食べてからおよそ3時間後の24日午後9時ごろ、家族の内2人が吐き気や嘔吐の症状を訴え、湯沢市内の医療機関で手当てを受けました。2人とも快方に向かっているということです。

横手保健所が調査を進め、毒キノコのツキヨタケによる食中毒と判断しました。食用のムキタケと毒キノコのツキヨタケは見分けがつきにくく過去にも食中毒が起きています。

道の駅十文字は、出荷した人がベテランだったため疑いなく店頭に並べてしまったと話していて、今シーズンは天然キノコの販売を見送る方針を決めました。

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