「ラーケーション」って何? 愛知県で全国初の導入 親子で「校外学習」 “休み方改革”の一環で…
全国で初めて「ラーケーション」という取り組みが愛知県で導入されることになりました。公立の小中学校と高校などで、平日に年間3日の休みがとれるというものです。実は保護者に向けた取り組みでもあるといいます。
日本テレビ・岩本乃蒼アナウンサー
「『ラーケーション』。愛知県で導入されることになった全国初の取り組みです。エライザさんは、この言葉を聞いたことはありますか?」
池田エライザさん(女優・『news zero』金曜パートナー)
「知らなかったです。初めて聞きました」
岩本アナウンサー
「私も今回、初めて知りました。『ラーケーション』とは、学習を意味する『ラーニング』と休暇の『バケーション』を組み合わせた造語です。公立の小中学校と高校などで平日に年間3日の休みがとれるという取り組みです。保護者との『校外学習』をするためにもうけられるものなので、欠席扱いになりません」
「実は、保護者に向けた取り組みでもあります。子どもが平日に休めることで有給休暇の取得を促すことや、例えば、土日に働く保護者が休みを合わせることで、子どもと過ごす時間を確保できるなど『休み方改革』の一環だといいます」
「ネット上では『子どもを休ませるのに抵抗があったから、うれしい』『夫婦2人とも平日の方が休みやすいから助かる』という声の一方で、『3日と限定にせず、休みたい時に休ませればいいのでは』という声もありました」
岩本アナウンサー
「エライザさんはこの取り組みについて、どう考えますか?」
エライザさん
「海外では、親が『ここ一週間休みだから旅行に行くぞ!』と子どもも一緒に行くのが普通というか、それほど違和感がないことだと思います。日本では今まで、そういう取り組みがなかったので、例えば平日に大きなイベントがあって家族で行きたいといった時に、家族全員で参加して一緒に経験ができるというのはいいなと思いました」
岩本アナウンサー
「日にちが決まっていることや、季節ならではのこともありますからね。ちなみに、この『校外学習』はテーマパークや旅行でも、目的を持っていればOKということで、今のところ『これはだめ』というものはないそうです。休んだ日の授業は、『それぞれの家庭で自習をして補うように』としています」
エライザさん
「それこそまだ、新しい政策、取り組みだと思うので、学習に遅れが出るのではないか…とかいろいろな懸念があると思うんですけど、大人たちでそこをブラッシュアップして、どんどんポジティブな取り組みにしていけたらいいなと、このニュースを聞いて私も思いました」
(3月17日放送『news zero』より)