今月1日、埼玉県所沢市の民家に押し入り、高齢の夫婦を粘着テープで縛った上、刃物で切りつけてケガをさせ、現金およそ8万円を奪ったとして埼玉県警に公開手配されていた森田梨公哉容疑者（24）が住居侵入・強盗致傷の容疑で、新潟県内で逮捕されたことが警察への取材でわかりました。

7日午後、森田容疑者とみられる男が県内で見つかり、警察は男の身柄を確保して任意で事情を聞くとともに、身元の確認を進めていました。

埼玉県警は森田容疑者の身柄をこの後、埼玉県内の警察署へと移送する予定です。

警察によりますと、森田容疑者は事件後、東京のJR新小平駅に移動した後、東村山市で姿が確認され、さらにその後、タクシーに乗って別の場所に移動したことがわかっていました。

捜査関係者によりますと、埼玉や東京で相次いでいる一連の強盗事件をめぐっては、さいたま市や所沢市、東京・国分寺市の3つの事件で秘匿性の高いアプリが使われ、共通する名前のアカウントから指示が出されていて、埼玉県警と警視庁が指示役の解明を進めるとともに事件の全容を調べています。