平和公園で「原爆死没者名簿」の風通し 広島市
被爆から78年の夏を前に、広島市の平和公園で「原爆死没者名簿」の風通しが行われました。
原爆投下時刻の午前8時15分。広島市の職員らが黙祷を捧げたあと、作業が始まりました。
慰霊碑に納められた124冊の原爆死没者名簿には、去年までに死亡を確認したおよそ33万3900人の名前が記されています。G7広島サミットの開催で例年より1週間遅れての実施で、職員らが丁寧に風を通しました。
広島市健康福祉局・原爆被害対策部調査課 住田達哉課長「慰霊碑の前に並べられた名簿の多さ、書かれている亡くなった方の数で核兵器の悲惨さを多くの方に実感してほしい」
来月からはこの1年で死亡を確認した被爆者の名前を書き加えます。