顧客から現金奪い…放火などの罪で元社員起訴 野村証券社長、再発防止策を公表
広島市内の顧客から現金を奪い住宅に放火したなどとして野村証券の元社員が逮捕・起訴された事件について、野村証券の社長が会見を開き、再発防止策を公表しました。
野村証券 奥田健太郎社長
「深くおわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」
野村証券元社員の梶原優星被告は今年7月、顧客だった広島市の女性に睡眠作用のある薬を飲ませて昏睡状態にした上、現金およそ1800万円を奪い、住宅に火をつけて殺害しようとした罪で起訴されています。
野村証券は午後、会見を開き、再発防止策を公表しました。
客の自宅を訪問する際に当面、管理者が同席することや、業務用の携帯電話やドライブレコーダーのデータをもとに、客との面談状況をチェックすることなど11の対応策です。
野村証券 奥田健太郎社長
「安心してお取引いただける金融機関となるために、今後できることのすべてを実行してまいります」
また、休日に客の家を訪問する際は、事前に会社に申請し、承認を得なければならないというルールを梶原被告が守っていなかったことも明らかにしました。