2021年の自殺者数2万1007人 前年から74人減少
去年、自殺した人は全国で2万1007人で、11年ぶりに増加に転じた2020年よりはわずかに減少しました。
厚生労働省によりますと、去年1年間の全国の自殺者数の確定値は前の年より74人減り、2万1007人でした。2020年は新型コロナウイルスの影響で11年ぶりに増加に転じましたが、再び減少しました。
男女別では、女性は7068人で2年連続増加。一方、男性は女性のおよそ2倍の1万3939人ですが、12年連続で減少しました。
年代別では、20代、40代、50代で前の年よりも自殺者が増え、特に50代の増加が最も多く、193人の増加でした。一方、60代では、前年に比べて158人と大きく減りました。
厚労省は、「おととしと比べて自殺者は減少しているが、現状もコロナ禍にあるので一定程度の影響はあると受け止めている。引き続き、減らしていけるよう対策をとっていく」としています。