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【気象情報】台風の暴風、前線の大雨に警戒

2023年6月1日 8:37
【気象情報】台風の暴風、前線の大雨に警戒

大型の台風2号は、宮古島の南南東の海上を北に進んでいます。沖縄では暴風や高波、高潮に、奄美では高波に厳重な警戒が必要です。また、梅雨前線の活動が活発となるため、西日本や東日本では3日にかけて、大雨のおそれがあります。

《台風2号は沖縄に接近》

大型の台風2号は、1日午前8時には宮古島の南南東約100キロ付近にあって、1時間に15キロの速さで北に進んでいるとみられます。宮古島に最も近づくのは1日昼前、沖縄本島に最も近づくのは1日夜遅くから2日朝とみられます。沖縄では暴風や高波、高潮に、奄美では高波に厳重な警戒が必要です。また、沖縄では2日にかけて大雨のおそれがあります。

■予想最大瞬間風速
1日:沖縄45メートル、奄美35メートル
2日:沖縄40メートル、奄美35メートル

■予想雨量(1日午前6時~2日午前6時・多い所)
沖縄200ミリ、奄美150ミリ

《梅雨前線の活動は活発に》

西日本から東日本は2日から3日にかけて、梅雨前線が停滞するでしょう。前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発となる見込みです。

■予想雨量(1日午前6時~2日午前6時・多い所)
四国120ミリ、近畿・中国100ミリ、関東甲信・東海80ミリ、北陸60ミリ

■予想雨量(2日午前6時~3日午前6時・多い所)
関東甲信・東海・近畿・四国200から300ミリ、北陸・中国100から150ミリ

■予想雨量(3日午前6時~4日午前6時・多い所)
関東甲信100~150ミリ

近畿では2日昼過ぎから、東海では2日夕方から、関東では2日夜になって、非常に激しい雨の所があるでしょう。交通機関への影響も心配されます。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要です。