【NNNドキュメント】生まれつきの障害”イカして”生きる!”電動車いすヤンキー”もんちゃんの生き方 NNNセレクション
奇抜なスタイルのもんちゃんは、札幌市で車いす生活を送る32歳。先天性多発性関節拘縮症の障害があるため、生活のほとんどにヘルパーが必要だ。自立を目指してWEB制作会社を立ち上げ、電動車いすヤンキーとしてSNSを発信する「もんちゃん」の生き様を描く。
◇◇◇
僕は“電動車いすヤンキー”、もんちゃんです。
「電動車いすヤンキー様の名言!」
「ブンブンブーン」
門馬裕喜さん、32歳。 『障害者』と『健常者』、その垣根をなくしたい!
もんちゃん
「そんなの言うのは簡単だよとか、おまえ何もわかっていないとか、うるせえって。言い訳すんなって!」
動画を配信し始めると、たくさんの人に支持されるようになりました。
もんちゃん
「障害がある人のイメージが変わればいいなって。こういうポップな人もいるんだって」
巧みなキーボードさばきで、動画を編集していきます。
心ないコメントには。
もんちゃん
「いろいろな反応を見てみたいし、みんながどう思っているのか、アンチもひとつの声として」
自分の言葉で発信する! 強い覚悟は折れません。
トイレや風呂、食事など、日々の暮らしにはヘルパーの助けが必要です。
もんちゃん
「漏れるわ。ガチで。ガチ漏れ」
──どういう病気なんですか
もんちゃん
「先天性多発性関節拘縮症という、生まれつきの障害ですね」
3000人から1万人に1人の割合で発症するといわれていて、はっきりとした原因はわかっていません。
仕事は、ホームページなどを作るwebデザイナー。
──これはいつ頃に作ったホームページ?
もんちゃん
「これはいつだっけ。だいぶ前ですね。けっこう前に依頼されて作った」
週に4日ヘルパーに入る小高太輝さん、たいちゃん。カメラ係でもあります。
たいちゃん
「いいですか? 撮りま~す」
もんちゃん
「生まれつきの障害? 活かすのか、それとも活かすのか? イカしてる~! ブンブンブ~ン」
──ヘルパーでこういう仕事をすると思っていた?
たいちゃん
「思ってないですね。でも、こんなに楽しい仕事があるんだなって」
もんちゃん
「イイこと言ってくれんじゃん」
──抵抗はなかった?
たいちゃん
「全くないですね」
もんちゃん
「たいちゃん、そういうのいける系だもんね?」
たいちゃん
「何にもないです」
この日は、久しぶりに家族と食事です。
父・志朗さん
「なんでやりはじめたのかな」
もんちゃん
「いや~なんか」
父・志朗さん
「あんまり聞くことないもんね」
もんちゃん
「逆に、希少な存在なわけじゃん」
父・志朗さん
「自分の障害のことを発信したいのが強かった?」
もんちゃん
「そうそうそう、悲観的にとらえているのから、なんかこれちょっと活かせるかもなって」
父・志朗さん
「みんな暗いイメージっていうのが、どっか根っこにあるんでしょ?」
もんちゃん
「そうそう、だから…」
父・志朗さん
「だからおれは、“明るいヤンキー”だっていう」
もんちゃん
「全部、父さん答えてる(笑)。なんで人のこと、こんなしゃべれんの?」
北海道から遠く離れた静岡で、もんちゃんのSNSを応援する少女がいます。
母
「頭カラフルなほうが好きなんだよね?」
桃花さん
「派手髪のほうが好き」
母
「丸メガネでね」
桃花さん
「メガネも変えちゃった」
内藤桃花さん、14歳。生まれつき手や足、背中の関節が変形していて、1日のほとんどを寝たきりで過ごします。
生まれて初めて知った、同じ病気の人。
いつしか桃花さんは、もんちゃんの強さに憧れるようになりました。
──もんちゃんのようになりたい?
桃花さん
「うん。堂々と」
2024年1月。背骨を矯正手術を受けた桃花さん。外出できるまでに回復していました。
桃花さん
「モモが一人暮らしできたら、すごくない? 寝たきりの人が一人暮らしだよ。できたら周りがすごいってなると思うよ。だから、やってみたいじゃん」
障害があってもなくても、SNSではみんな一緒。
もんちゃん
「きれいな動画をつくりたいわけではなくて、オレにしかできない障害者目線だったり、車いすユーザー目線だったり、オレにしかできない表現方法でこれからも発信していきたい」
今日も、もんちゃんの言葉を待っている人が全国にいるよ。イカしてる! ブンブンブーン!
2024年5月26日放送 NNNドキュメント’24『電動車いすヤンキーもんちゃん~僕は優しさを広げたい~』をダイジェスト版にしました。
◇◇◇
僕は“電動車いすヤンキー”、もんちゃんです。
「電動車いすヤンキー様の名言!」
「ブンブンブーン」
門馬裕喜さん、32歳。 『障害者』と『健常者』、その垣根をなくしたい!
もんちゃん
「そんなの言うのは簡単だよとか、おまえ何もわかっていないとか、うるせえって。言い訳すんなって!」
動画を配信し始めると、たくさんの人に支持されるようになりました。
もんちゃん
「障害がある人のイメージが変わればいいなって。こういうポップな人もいるんだって」
巧みなキーボードさばきで、動画を編集していきます。
心ないコメントには。
もんちゃん
「いろいろな反応を見てみたいし、みんながどう思っているのか、アンチもひとつの声として」
自分の言葉で発信する! 強い覚悟は折れません。
トイレや風呂、食事など、日々の暮らしにはヘルパーの助けが必要です。
もんちゃん
「漏れるわ。ガチで。ガチ漏れ」
──どういう病気なんですか
もんちゃん
「先天性多発性関節拘縮症という、生まれつきの障害ですね」
3000人から1万人に1人の割合で発症するといわれていて、はっきりとした原因はわかっていません。
仕事は、ホームページなどを作るwebデザイナー。
──これはいつ頃に作ったホームページ?
もんちゃん
「これはいつだっけ。だいぶ前ですね。けっこう前に依頼されて作った」
週に4日ヘルパーに入る小高太輝さん、たいちゃん。カメラ係でもあります。
たいちゃん
「いいですか? 撮りま~す」
もんちゃん
「生まれつきの障害? 活かすのか、それとも活かすのか? イカしてる~! ブンブンブ~ン」
──ヘルパーでこういう仕事をすると思っていた?
たいちゃん
「思ってないですね。でも、こんなに楽しい仕事があるんだなって」
もんちゃん
「イイこと言ってくれんじゃん」
──抵抗はなかった?
たいちゃん
「全くないですね」
もんちゃん
「たいちゃん、そういうのいける系だもんね?」
たいちゃん
「何にもないです」
この日は、久しぶりに家族と食事です。
父・志朗さん
「なんでやりはじめたのかな」
もんちゃん
「いや~なんか」
父・志朗さん
「あんまり聞くことないもんね」
もんちゃん
「逆に、希少な存在なわけじゃん」
父・志朗さん
「自分の障害のことを発信したいのが強かった?」
もんちゃん
「そうそうそう、悲観的にとらえているのから、なんかこれちょっと活かせるかもなって」
父・志朗さん
「みんな暗いイメージっていうのが、どっか根っこにあるんでしょ?」
もんちゃん
「そうそう、だから…」
父・志朗さん
「だからおれは、“明るいヤンキー”だっていう」
もんちゃん
「全部、父さん答えてる(笑)。なんで人のこと、こんなしゃべれんの?」
北海道から遠く離れた静岡で、もんちゃんのSNSを応援する少女がいます。
母
「頭カラフルなほうが好きなんだよね?」
桃花さん
「派手髪のほうが好き」
母
「丸メガネでね」
桃花さん
「メガネも変えちゃった」
内藤桃花さん、14歳。生まれつき手や足、背中の関節が変形していて、1日のほとんどを寝たきりで過ごします。
生まれて初めて知った、同じ病気の人。
いつしか桃花さんは、もんちゃんの強さに憧れるようになりました。
──もんちゃんのようになりたい?
桃花さん
「うん。堂々と」
2024年1月。背骨を矯正手術を受けた桃花さん。外出できるまでに回復していました。
桃花さん
「モモが一人暮らしできたら、すごくない? 寝たきりの人が一人暮らしだよ。できたら周りがすごいってなると思うよ。だから、やってみたいじゃん」
障害があってもなくても、SNSではみんな一緒。
もんちゃん
「きれいな動画をつくりたいわけではなくて、オレにしかできない障害者目線だったり、車いすユーザー目線だったり、オレにしかできない表現方法でこれからも発信していきたい」
今日も、もんちゃんの言葉を待っている人が全国にいるよ。イカしてる! ブンブンブーン!
2024年5月26日放送 NNNドキュメント’24『電動車いすヤンキーもんちゃん~僕は優しさを広げたい~』をダイジェスト版にしました。