「広島をスタートとして変わっていただきたい」…サミット初日を見守った被爆者の思いは
19日、核保有国を含む世界のリーダーたちが“ヒロシマ”で祈りを捧げました。この歴史的な1日を、被爆者はどう受け止めたのでしょうか。3人の思いを聞きました。
広島県被団協 理事長 箕牧智之さん(81)3歳の時に被爆
「原爆ドームを眺めてもらったら、まあみなさん頭のいい大統領、首相ですから、分かると思う。核兵器のない平和な世界を続けていくような…『みなさん努力してくださいよ』と私たち被爆者は訴えたい」
G7首脳と対面した小倉桂子さん(85)8歳の時に被爆
「私が見た景色、私が泣いたことを、そのまま追体験してもらう。それは被爆者にしかできないことだと思うんですよね。広島をスタートとして、変わっていただきたいと。彼らはトップの方たちなんでね、できることは分かっている。私たちが望む、核兵器を威嚇のために使わない」
7年前の2016年にオバマ氏と抱擁した森重昭さん(86)8歳の時に被爆
「広島に落とされた原爆は1つ。1つです。全部の広島市中心部は全滅。7カ国の話し合いというのは大変重要な話なので、人類の運命がかかっていると。しっかり良い答えが出るように期待したいと思います」
(5月19日放送『news zero』より)