G7首脳が原爆資料館を訪問 “折り鶴”を岸田首相が説明…被爆者・小倉桂子さんと会話も
広島市で19日から開かれているG7サミットですが、このあと各国首脳がこちら宮島を訪れる予定となっています。
19日、各国の首脳らが史上初めて原爆資料館をそろって訪問しました。中では、どんなやり取りが行われていたんでしょうか。中継で伝えてもらいます。
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G7首脳は、原爆資料館におよそ40分間滞在しました。訪問は非公開で行われましたが、関係者によりますと岸田総理が被爆者のエピソードなどを自ら説明する場面もあったということです。
今回の訪問に当たって岸田総理は「核兵器のない世界を目指すという理想をG7をはじめとするリーダーたちと共有する貴重な機会にしたい」と意気込みを語っていました。
政府関係者によると、岸田総理はG7の首脳を自ら案内し、被爆者の遺品などを見て回りました。
展示の一つは、2歳で被爆し、12歳で亡くなる直前まで回復を願い、折り鶴を折り続けた佐々木禎子さんの折り鶴で、岸田総理自らが説明をしたということです。
また、G7の首脳らがそろって、広島市に住む被爆者・小倉桂子さんと会話したこともわかりました。
岸田総理は訪問終了後、周辺に対して「厳格で厳粛な雰囲気で良い形での訪問となった」「各国首脳がじっくり、ゆっくり展示物を見てくれた」と話していたということです。