日産・ケリー元代表取締役 2審も有罪判決 東京高裁

日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告の側近だったグレッグ・ケリー被告に対し、東京高裁は4日、1審に続き、懲役6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
ゴーン被告の側近だった日産自動車の元代表取締役のグレッグ・ケリー被告は、ゴーン被告の報酬を有価証券報告書に91億円あまり少なく記載した罪に問われています。
1審の東京地裁は8年分の虚偽記載のうち、2017年度分のみゴーン被告との共謀を認めて、残りの7年分は無罪とし、ケリー被告側と検察の双方が控訴していました。
4日、東京高裁は2017年度分について「ゴーン被告や元秘書室長との共謀を認めた1審判決に誤りはない」とした一方、残り7年度分を無罪とした判断については「不合理とはいえない」として、ケリー被告に対し、1審に続いて懲役6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
最終更新日:2025年2月4日 20:35