去年は、コロナ禍が落ち着き皇室の活動が本格的に動き出した1年でした。今年は、どのような年になるでしょうか？宮内庁担当・高橋英礼奈記者からの報告です。

今年は、愛子さまの大学卒業、悠仁さまの成年など、若い世代の皇族方が、大切な節目を迎えられます。

愛子さま（学習院大学　去年4月）「大学最後の1年間、この緑豊かなキャンパスで良い学びができましたらと思っております」

3月に学習院大学を卒業される愛子さま。去年は、ようやくキャンパスへの登校が始まり、卒業論文に取りくまれた一年でした。

卒業後、学業を続けられるのか、就職、あるいは公務中心の生活となるのか…。進路は大きな注目です。

また、これまでは「学業優先」でお一人での「公務」はなく、「単独公務デビュー」も期待されています。

悠仁さま（全国高校総合文化祭　去年7月、鹿児島市）「（音を）合わせる練習というのはたくさんされたんですか」

この春、高校3年生になる悠仁さまは、9月に18歳、成年を迎えられます。

天皇陛下が「冠」を授けられる「成年式」は高校卒業後の予定です。当面は「学業優先」とみられ、卒業後の進路も注目です。

悠仁さまは、去年初めてトンボの学術論文を共同で執筆するなど、幼い頃からの関心を伸ばされてきました。進学準備を進めつつ、将来に向けた地盤固めの1年となりそうです。

佳子さま（東北大学　去年9月）「誰もがより幅広い選択肢を持てる社会になることを、そしてこれらが当たり前の社会になることを心から願っております」

20代最後の1年を過ごされるのは、秋篠宮家の佳子さまです。去年のペルー公式訪問のように今年も精力的に国内外での公務に臨まれると思われます。

「ご結婚」については、父・秋篠宮さまが話し合いなどは「特に今はない」と述べられていますが、引き続き関心を集める1年になりそうです

今年は、若い世代の皇族方が大きな節目を迎えられます。それぞれが存在感を高められる1年となりそうです。