藤田医科大学病院が「院内助産」開設 妊娠・出産の多様なニーズに対応 医師のタスクシフト推進も
愛知県豊明市の藤田医科大学病院は6日、自然分娩を助産師が担う「院内助産」を開設したと発表しました。
院内助産とは、自然分娩を助産師が中心となって支援する分娩システムで、経過が正常な妊婦が対象となります。妊娠22週目までは医師が診察し、妊娠22週以降は医師と助産師が交互に検診、分娩は基本的に助産師のみで行います。
また、院内助産の実施に向けて助産外来も設置し、バースプランの作成や出産後の授乳・沐浴の指導など、生後1か月健診まで寄り添い、きめ細やかなサポートを行うということです。
この取り組みについて同院は、「“助産院のきめ細やかなケアと、大学病院の安心感”を融合させた新しい出産のカタチといえる。産科医のタスクシフト・シェアの一環としても位置づけている」としています。