「一つ間違えば命に関わるような 危惧もある」“男の子アパートにひとり置き去り”で対策会議 三重県
11歳の男の子がアパートにひとりで置き去りにされ母親が保護責任者遺棄の容疑で逮捕された問題で、三重県の一見知事が県の対応に問題がなかったか検討するよう24日、対策会議を開催しました。
38歳のパート従業員の女が先月15日から18日の3日間、実の子の11歳の男の子を三重県鈴鹿市の自宅アパートで1人にしたまま帰宅しなかったとして保護責任者遺棄の容疑で逮捕されましたが、このひと月以上前に警察がネグレクトの疑いがあるとして男の子を保護し児童相談所に通告していました。
しかし、児童相談所は男の子が強く拒否したために一時保護はせず自宅に返したという事です。
児童相談所は関係機関などと連携しながら男の子の見守りを続けていて「対応に問題はなかった」としていましたが、逮捕された母親はその頃から男の子をアパートに置き去りにして三重県内の知人の男性の家で暮らすようになり、数日に1度、カップ麺などを届けていたという事です。
男の子の身体にアザなどはなく、特に痩せているような事はなかったという事ですが、子供が使うと危険だという事でガスが止められていたため、男の子は水道の水で髪の毛を洗っていたという事です。
一見知事は『11歳の子供を一人で家に置いておいて本当に良かったのか』『一つ間違えば命に関わるような 危惧もある』などとしてどうすべきだったのか検証するよう指示を出しました。